コロコロと興味の対象が移り行く音方による、日々の熱い物を綴ってみた日記。   ※アダルト・商業系サイトやここの記事とあまりにもかけ離れたTBやコメントは削除させて頂いています。悪しからずご了承下さい。


by otokata
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初観劇記 (長文注意)


 『レ・ミゼラブル』 
 梅田芸術劇場 6時30分開演 ソワレ
 
 え~、観劇記を書こうと試みてから早数日が経ちました。
なのに何故自分的千秋楽が初めてのレポになるんでしょうか・・・?っていう、?な気持ちでいっぱいです。軽く考えた結果、感想ノート(表紙は天野 喜孝の"Armer"。お気に入り♪)に一旦感想全部書いちゃった時点で安心しちゃうらしく、それで今まで手付かずだったみたいです。
 そもそも何を書いていいのか分かんなかったし。
と、いうわけで今日はノートに書く前に頑張って書いてみようと思いますo(^o^)o






 まず、びっくりしたんですよ・・・。こんなに泣いたのは見始めた頃のレミコン以来です。
私は今日で大阪レミゼ最後なので、前日からそれなりに覚悟していた状態で梅芸に行ったのですが、心境の問題か、役者さんの力量か、今日は珍しく『バルジャンの独白』の辺りから涙腺が緩みっぱなしでした。千秋楽近いせいか、客席側も全体的にいつもより盛り上がっている気がしました。拍手もいつもより大きかったし。
 

 レミゼが当分見れないというだけで既に沈み込んでいますが、特に名残惜しかったのが今ジャベールでした。
 今回ちゃんと3人のジャベールを見ることが出来ました。観る前は絶対岡さんのジャベールにハマリ込むと思っていたのですが、意外なことに一目ぼれしたのは今ジャベールの方でした。
 なので、今回今ジャベール中心に書いていきます。
 前回観た綜馬さんが、端正で静かで、捕まろうが、戦闘が始まろうが、バルジャンと再会しようが全く動じず、バルジャンで助けられた辺りから全てが狂って初めて感情が表に出るようなジャベールを見せてくれました。黒と白しかない彼に、初めてグレーが見えた瞬間、自分が理解できないことに初めて触れた瞬間が、初めて動揺をあらわにした「バルジャン、いいか!警告だ!!」。そこまで非常に丁寧で緻密な役作りをされていたのですが、その後で今ジャベールを見ると、なんだか物凄く安心してしまいました。
 「奴をここへ呼べ、24653」から、彼には熱い血が通ってるのが感じられて、「私が好きなジャベールだぁ」と、感動してしまいました。同時に、今日で最後っていうのが物凄く寂しかったです。
 バマタボアの頬の傷を前のめりになって見る仕草に思わずときめいてみたり、野次馬を神経質に下がらせてみたりと、やっていることがいちいち可愛くも見えてしまいました。
 明らかに挑発しているように見える「不思議だ、信じられない。」や、相変わらず血の気の多い『対決』。つかみ合うのに邪魔だったのでしょうか、バルジャンが壊した椅子を蹴っ飛ばしていました。前はこんなことしてなかった気が・・・。
 それから起伏の激しい『Stars』聴いて感動して、彼の星を見上げる時の嬉しそうな顔を見て切なくなって、『ワン・ディ・モア』聴いてやっぱり泣いて・・・。もう大変でした(苦笑)。

 2幕からはもう切なさのオンパレード。
スパイやってる時の彼は普通に好青年っぽく見えます(青年はちょっと違うか。ジャベール52歳だし)。それがバレたときの、あの不敵な態度。取り押さえていた学生振りほどいて歩く時の悠然とした足取り、手を広げて歌う「好きなときに撃て、子供の遊び」は、マジで惚れられます。連れて行かれるときも、「放せ、一人で歩ける」 とでも言うように振りほどいて、両掌上にして堂々と去っていく姿は、この上なく誇り高く、孤高に見えました。
 そういえば、今さんのジャベールって、手を広げるしぐさ多いですよね。逃げも隠れもしない、「嘘をついたことの無い」彼の、傲慢に近いくらいの堂々とした態度、物凄く好きです。って、ミュージカルではちょっとだけほら吹きだったけど(汗)。
 バルジャンに助けられた時の、擦れた声での警告→首筋をこれでもかと晒すコンビネーション、いつ見てもヤバいです(私が)。何か、ものすごく色っぽいんですけど・・・。
  自殺、彼の激しさが一番生きていて、眼が離せなくなります。瞬きするのも本当に惜しいくらい。「殺れたぞ、一突きのナイフ!」で、またも首を晒されると、ちょっと戸惑ってしまいますが(腐ってるなぁ)。「俺は法律、なめるな!!」の雄叫びが、今となっては俺=法律というのも揺らいでいるのが見えて、とても哀しいです。
 橋の上で一番印象に残っているのは、「あいつの・・・、権利」と、呟くように歌うところ。それまでが結構ダイナミックなので、他の人より長めのここの間はグッときます。
 「疑いを知らぬ!俺が何故迷う」の再びの取り乱し様が、彼の深い混乱を表現していて、これがまた泣けるというか、哀しいというか・・・。って、レポというより分析臭くなってきた?

 まだ頭の中を自殺ナンバーがグルグルしているもので・・・。痛くて切なくて、どうしても手が届かない、死んでしまう運命を知っているだけにすごく切実にこのシーンをみているので、結局私の中では一番印象に残るシーンなのかもしれないです。しかも今日でお別れだし(号泣)。
 このミュージカルを見るたびにジャベールに出会って、好きになって、最後には失ってしまう、そんな繰り返しです。それでもやっぱりまた会いに来てしまう辺り、懲りませんね(笑)。
 

 話は変わって、ようやくアンサンブル(男性のみですが)、どこで誰が歌っているか把握できるようになりました。おかげでいつもよりオペラグラスの移動も激しかったです(笑)。懺悔すると、前はABCの名前つき学生+原バベしか分からなかったのですが、パトロン・ミネットも全員覚えました。CDのトラックNo付き香盤表を見て囚人や水兵、宿屋の客なんかもほぼバッチリ。ああ、本当に間に合って良かった・・・(でも、やっぱり遅っ!)。

 でもやっぱりお気に入りは上條レーグル、原バベ、伊藤グランテールと、変動無し。
 上條レーグルは、まあ、あのソバージュ+メガネ+おどおど属性なので、自然と覚えました。司教様も、一度だけ観た宮腰さんが清らかなテノールだったのに対し、割としっかり諭すような感じで好対照だったと思います。演技細かいし(昨日の50の質問参照)。
 原バベは・・・、大きいですからねぇ、色々と(笑)。真っ先に顔を覚えたのはこの人です。声がまたすごくステキで、自然とオペラグラスが向くようになりました。すごい存在感・・・・。
 伊藤グランテールは、もう今更私がどうこう言えるようなものじゃないかと。椅子にもたれかかってダラ~ッと酒飲みながら新聞読んでいるところから、既に彼の周りにはグランテールの空気が出来上がってますから。彼も演技細かいですよね。カフェとかはもちろん、ガブローシュがバリケードの外に出た時の見事なこけっぷり、毎回オペラグラスそっちに向けて待っています(笑)。やっぱりアンジョルラスとの微妙な距離感がいいし。
それに、伊藤さんってかっこいいし・・・。(オイ)
 

 席も恵まれていました。と、言ってもやっぱりB席ですが(貧乏)。A席も何回か経験してるけど、2~3階の中では今日の席が今のところ一番見えました。
B席3階7列19番。
一番後ろのセンター寄り下手側なんですが、案外これが舞台全体細部まで見えるもので、ちょっと嬉しかったです。一番後ろなのでうっかり乗り出し気味になってしまってもあんまり迷惑にならないし(いつも気をつけすぎてあんまり気が休まらない)。

 文章がやたら長文になってしまっていますが、他に気になった方をちょっとだけ・・・。

 いかに今回計画性の無い観劇をしていたかがバレる事実ですが、泉見マリウス、実は去年の夏ぶりです。レミコンだったので、「初々しいな~」とか、「声がすっごく個性的・・・」とか漠然と思っていたのですが・・・、こんなに面白い人だったとは。
 「君を困らせた」で戻ろうとするものの、何か言おうとして「ああ、君の名前も知らない」で、「しまった!!」とでもいうように頭を抱えちゃうあたりにまずビックリ。名乗る前に下から気合入れて服の埃をはたいてるのもツボ直球ストライクで可愛かったです。

 ANZAエポニーヌ、最初レミコンで聞いたときは、ものすごく申し訳ないけど「もう二度と聴かない」って思ってたんです。一番最初のセーラームーンを見てたから、再会に期待しすぎていたところもあったんでしょうね。どうしても彼女の声量とか声質とかがしっくりこなくて苦手意識を持っていました。
 けど、気がついたら今日で3回目(汗)。もう苦手とは思っていません。
今でも歌はあまり好みじゃないんですけど、体当たりな『オン・マイ・オウン』と健気な『恵みの雨』は心に迫ってくるものがあります。エポニーヌのいじらしさや、普通の女の子っぽさは十分伝わってくるのが分かって、ちょっと嬉しかったです。

 東山アンジョルラスは、相変わらず美しかったです(笑)。容貌から想像しているよりもずっと低くしっかりした声だったので最初は意外でした。最後、グランテールの微笑みながら手を握ってバリケードに駆けていくところで、涙腺は完全にヤバくなります。

 もう、本当に大阪に来てくれて嬉しかったです。これから遠征も前向き検討します!!
(これからの学費稼ぎと並行で。本当に早くバイト探さなきゃ!!)
12月の初めがあわただしくて、岡ジャベールを一回しか観ていなかったり、小鈴・岸アンジョを観ていなかったり、今期全く今井バルジャンを見ていなかったりと、色々心残りはありますが、それでもとても楽しかったです。
 今日観たら落ち着くと思っていたけど、全然落ち着きそうになくて、日常に帰れなそうでちょっと困っていますが、幸せなのでそれで良し!!(そうそう)
 とりあえず、これからさっさとレポートやら卒試やら終わらせてバイトする方向に向かいます。 

 で、こんなのを話の最後に持ってくるのもなんだと思いますが・・・。


 ついに見ることが出来ました!!

何をって、バルジャンとジャベールの熱い抱擁!!!!!!!

 ある方の同人誌で、ある時カーテンコールでバルジャンとジャベールの抱擁があったって聞いた時から、毎回毎回心の中で念じていました。ウィルム・コルキンソンとフィリップ・クワストのような熱いハグが見たい!!って。(救いようないですね~。)

 最後の最後に願いがかないました。
別所バルジャンと今ジャベールがガシィッ!!って(涙)。あまりに突然だったのでオペラグラスを構える暇もありませんでした。スタンディング中だったし、あまりのことに一瞬呆然としてしまったし。それだけが悔やまれます。
 しかも、ちょっと長い間ハグした後、今度は顔の方向を変えて再び抱きって!!!

・・・これでもう、思い残すことはありません。
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by otokata | 2006-01-14 00:49 | レ・ミゼラブル