コロコロと興味の対象が移り行く音方による、日々の熱い物を綴ってみた日記。   ※アダルト・商業系サイトやここの記事とあまりにもかけ離れたTBやコメントは削除させて頂いています。悪しからずご了承下さい。


by otokata
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芸文のミュージカル。


 昨日の話ですが、『ヒボコ 天日槍物語~水と炎と愛の伝説』を観て来ました。
知人がチケットを譲ってくれたので、友人と一緒に行ったのですが、まず初めて行った西宮芸術文化センターの大きさに驚きました。(実は駅を降りてすぐのコナミスポーツの方をホールだと勘違いしかけたことは内緒です・爆)そこでバイトをしている知人がいるので色々と話は聞いていたのですが、迷う人とかが出てきても無理はないと納得しました。今回は大ホールだったのですが、見渡す限り木素材で、響きもよく、落ち着いた雰囲気でした。




 さて、そのヒボコなんですが、今回私、日本ミュージカル研究会・劇団JMAは初めてでした。どういう劇団なのかがまずよく分からなかったのですが、ホームページを見た限りでは、日本人の為の日本のミュージカルということで結成され、オリジナルミュージカルを中心に活動している集団らしいです。ヒボコは1994年初演で、古代ミュージカル3部作らしいです。ふーん・・・。
 話自体はシンプル。4世紀半頃、新羅の王子、天日槍は、海の向こうの見知らぬ国に夢を求めて旅立つが、船が難破して但馬の国に漂着。そこの長であるフトミミ一家に看病してもらい、フトミミの娘で男の子のようなマタオに出会う。彼は、この国が水害に苦しめられているのを聞き、この国にはまだないが、硬くて強い鉄を作れば、それで工事をして水害の原因である岩山をどかせると言う。彼はマタオや但馬の人たちと鉄を作り、工事にかかるが、岩山に宿る神、工事で続出する犠牲者など、困難に直面する・・・って感じです。

 で、実際に舞台を観て真っ先に思ったこと。あの振り付けの意味が分からない・・・。
ダンスが不思議なんですよ、何を表してるのか良く分からない。私の理解力不足なのかな・・・?クネクネしたりして気持ち悪いのが多いし、ポーズも何でこんな型で止まってるのか分からない。っつーか、美しくない。ヒボコはことあるごとに、そして唐突に回りすぎ(笑)。
 例えばならず者達のダンスにしても、頭が悪いことを表現してるというか、気持ち悪い雰囲気だったので、こいつらがこの先嫌われ者として悪事を働くのかと思いきや、一緒になって鉄を作ってたので、意味不明でした。憎めない連中だって言いたかったにしては、「これから悪事を働くぞ」的ソングを歌っていたので、ありゃりゃでした!?

 それから、演出が唐突。一番唐突だったのは、病に臥せったマタオが復帰した時。時間の流れも良くわからなかったけど、いきなり彼女が女性らしくなっててびびった。口調とか全然ちゃうし・・・。しかも、あんなに神話世界調なのに、その後バレエ色満々のダンスと音楽になっちゃうので、すっごく違和感を感じました。いや、宝塚とかでもやってるけど、あの衣装と展開で、いきなりバレエのポージングはちょっと気持ち悪いかも。
 その前段階にしても、「お前が好きだ」「私も好きだ」ときて、どうしてあんなにドンドコなダンスになるのかが・・・・。色気を求めてるわけじゃないけど、何だかおいてけぼりをくらいました。

 後、音楽。伴奏が歌を消しちゃってるところが多くて、歌詞が聞き取れなかったところが多々ありました。あれは痛い・・・。音響さん、もうちょっとしっかりしてくださいな。音楽自体も、何だか好きじゃなかったんですけど、それはもう好みじゃなかったと思って諦めます。

 と、何だか気に入らないことだらけみたいに書いてしまいましたが、役者さんの心意気みたいなものは全編通して感じることが出来ました。ヒボコの人とフトミミの人は歌上手かったし、ダンスも結構レベルの高そうなことをやっていました。アンサンブルが揃ってないとか、そんなことはさておき。”鉄を作る”とか、見せ場はきっちり押さえた感じがしましたし。何よりそういうシーンは意図したものが明確だから、変な振り付けみたいな気持ち悪さがなく、むしろ人を引き付けるだけのものがありました。
 でも、個人的な感想を言わせて貰えば(今更)、最後のシーンとか、主役の2人以外は無個性・・・、まではいかないけど全て同じ衣装で皆一緒っていうのがあまり好きではないので寂しかったです。仕方ないのかなぁ、コウノトリを表現してるんだし、喜びの表現だから役の個性なんて要らないところだし、複雑。何でもかんでもレミゼと一緒にしちゃだめだよ、音方さん?

 結論としては、多分私と相性がよくなかったです、今回の公演。好みじゃなかったっていうのは、もう仕方ないです。ただ、もうちょっと話をまとめて欲しいと思うところはいくらかありました。
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by otokata | 2006-02-19 22:54 | 舞台・役者さん