コロコロと興味の対象が移り行く音方による、日々の熱い物を綴ってみた日記。   ※アダルト・商業系サイトやここの記事とあまりにもかけ離れたTBやコメントは削除させて頂いています。悪しからずご了承下さい。


by otokata
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気を取り直して、『暁のローマ』 その1

 はい、さっきのが観劇記になってなかったので、仕切りなおします(汗)。
あ、ちなみに私一昔前の人と雪組生以外の生徒さんは愛称をあまり知らないので、お名前は普通に名字表記にします。

 では、まず『暁のローマから』




 今回観に行って驚いた事→いきなり漫才から始まった事。
 いや、これは何事かと思いました。霧矢さん(関西弁・ツッコミ)と北翔さん(ボケ)のコンビ。しかもローマバリバリの裾ズルズル衣装のままで・・・。キムシンだし、もっと重苦しい話だと思っていたので、かなり面食らいました。しかしお二人とも漫才似合いますね。っていうか、霧矢さん芸達者過ぎ(苦笑)。すっごいコメディエンヌ!
 ちょっと面白かったけど、作品全体としてみると、あれはいらなかった気も・・・。

 やっぱり私の太陽・轟様
 今回のキャスティング、カエサル→轟様、ブルータス→瀬名さん、だったので、やっぱり轟様がいつもの特出のようにバリバリ主役なのかと思っていたのですが・・・、思ったより出番は少なかったです。途中で死んでしまったし。
 でも、轟様のカエサル、例によってあの地底から響くような声、トップを極めた者特有のオーラ、初めて拝見した時とほとんどお変わりないあの眩しいまでの美しさ・・・。これらがカエサルという英雄とピタリ重なって、物凄い存在感を作り出していました。
 ローマの父、英雄、太陽・・・、それらの形容詞のなんて似合うこと・・・。
一緒に「大きいわー、大物よー!」なんて歌いたくなるくらい惚れ惚れしました。
(でも、あの歌は正直どうかと思う)。

 この作品は泣くような話じゃないんだけど・・・
 気がついたら泣いていました。
カエサルやブルータスが死ぬところじゃなくて、演説するところでもなくて、ポルキアが狂うところでもなくて、オクタヴィアヌス(北翔海莉)の歌で。
 「ローマは私のもの」と、亡きカエサルに誓うあのシーン。
歌がお上手とは聞いていたんですが、正直魔力でもこもってるんじゃないかと思いました。大げさ表現かもしれませんが、何だかものすごいものを聴いてしまった気がしたので。
 誓いの固さが感じられた、とか、「カエサルの名を継げ」と言い残してくれたカエサルへの思いを感じたとか、そんな具体的にここが良かったっていうのじゃなくて、気がついたらツーッと・・・。末恐ろしいです(汗)。
 
 ブルータスって
 本当に愛されてるますよね。
 今回の悩める主人公。ローマを愛し、カエサルの偉大さを愛し、けれども双方は相容れない。ローマは共和制を勝ち取ったが、カエサルはローマを治めると言い出す。両方愛している。私はどうすれば・・・。
 片や偉大な尊敬すべき人、片や自分が愛し信じるもの。二つの道、そしてその道は互いに退け合っていた・・・、って、ジャベ!?
 ・・・すみません。全てをそこに持っていくのは、もはやクセでして(苦笑)。

 そんな彼に、カエサル暗殺を持ちかける親友で義兄のカシウス、彼を支える妻・ポルキア、彼に大きな期待をかけ、暗殺されてもなお「なら、いい」と言ったカエサル、少々利己的に見えるけど息子を愛したセルヴィーリア、そして忠実な従者ストラトーン。
 そうそうたるメンバーによる、ブルータス争奪戦(えっ!?)!
これって、総●・・・、すみません、なんでもないです(焦)!!
 皆が彼を愛するけど、この利己主義者ばっかりの作品において、彼だけがピュアだからでしょうか。(あ、でもポルキアもピュア・・・。)彼だけが未来のローマを憂いてカエサル暗殺に手を染め、彼だけが見返りなどを求めずにローマ市民を想い、素直で純粋無垢な魂の持ち主。
 でも、あんまりにも愛されすぎていて、逆に目が腐った方向に行ってしまうのですが、一体どうすれば・・・(困)。特に、あの3人は絶対に別の意味でもブルータスを愛していそうだ。幻として彼の前に現れたカシウスとカエサルは、彼の心を支配し、最期を託されたストラトーンは絶対的な愛情を得ていそう。
 カシウスに至っては、
 「カシウス。カシウス!私はおまえに会いたかった!」
 「もうすぐ会える」
 亡霊でこのやりとりって・・・。ああ、いけない。もう純粋に見れない(今更)!!

 ・・・しかも、瀬名さんがぴったりヘタレ過ぎて、余計そう見える(失礼)。
 
 脅威の民衆先導術
 byアントニウス(霧矢大夢)
彼はここまで出番が少なかったのですが、カエサルが暗殺されると一気に逆転。
弔辞を述べつつ、巧みな話術で民衆をカエサルと自分の方へ引き寄せ、立場を逆転させてブルータス達暗殺者を討伐させるに至る。
 それがもう上手いんですよね、この人・・・。
「さあ、ブルータスをたたえよう」って言う時はすっごく和やかな顔をしているのに、人びとがブルータスをたたえてる間物凄い鋭い眼をして見守っていて、卑屈な態度やお調子者に見える彼の本性が垣間見えて怖かったです。あの「いかにも演技しています」の演技がまた絶妙だし、言うまでもなく歌も上手いし、本当に天晴れな方です(惚れ惚れ)。 

 友情という名の陰に
 ブルータスの妹の夫であり、彼の親友であるカシウス(大空祐飛)。カエサル暗殺のためにブルータスを利用しようとするけど、彼の演説を聞いてあまりのピュアさに惚れてしまうという、かなりおいしい役(ジュルッ)。見ていて、この人を一番不純な眼で見てしまいました。うっかり。
 それにしても、カシウスの美しさは半端じゃないです!!
去年大空さんのルドルフを見たときは、儚く感じたのですが、今回はバリバリの鬼畜・・・もとい、策士です。美しき(鬼畜)策略家の戦士・・・、完璧!!
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by otokata | 2006-06-03 22:15 | 舞台・役者さん