コロコロと興味の対象が移り行く音方による、日々の熱い物を綴ってみた日記。   ※アダルト・商業系サイトやここの記事とあまりにもかけ離れたTBやコメントは削除させて頂いています。悪しからずご了承下さい。


by otokata
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調子に乗って、『暁のローマ』 その2 ・・・と、レビュー

 ちょっと順序が逆だけど、スペースの都合上、先に『レ・ビジュー・ブリアン』。

 えっと、私基本的に宝塚は役代わりがない限り一期一会なんですが、今回は思ったんです。
 「『暁のローマ』はもう一度観たい!!」と。

 ところが、レビューが・・・、正直退屈と言いますか、面白くないと言いますか、綺麗だけどつまらないといいますか・・・。初めて観たのに「飽きた・・・」って思ってしまったという(汗)。
 私がもう一度月組公演に足を運ぶかは、ショーに耐えられる気力と体力があるかにかかっています(笑)!かと言って、途中で帰ると損した気分になるんですよね(溜息)。折角轟様が出てるのに・・・。本当に困ったものです。
 あと、轟様がいてどうしてあんな面白くないシーンが出来るのかとか(宝石泥棒)。
轟様と瀬名さんで、おそろいの衣装で粋に宝石泥棒をし、女の人口説く(?)何であんなにおいしそうな設定であんなに退屈だったんだろう・・・?やっぱりスーツのあの黄色いラインが全てをぶち壊してたのだろうか。もっといい衣装にしてくれー!!それにムリにそっくり設定なんかしてくれんでいいから!!
 タンゴもな・・・、設定がベタなのが・・・。轟様のお歌はパワフルで素敵なんだけど(溜息)。エトワールのお衣装なんて、溜息が出るくらい素敵なんだけど・・・。
ショー自体が私と相性が悪いのがどうにもこうにも・・・。

 あ、でも道化の嘉月さんはかなりツボでした。ああいうキャラ、大好き。



 お久しぶりにして、軽く新たな一面を見た
 数少ない、ちゃんと私が把握している月組生さんの嘉月さん。今回はブルータスの母親にしてカエサルの愛人筆頭・セルヴィーリア。
 「男なら女の10人や20人口説けなくてどうするの!」
 ・・・10人や20人って、えらく多いですね、お母様。
 「女房は女房、おんなはおんな」
 そんなことをお説教する彼女は、すっげぇ勇まし綺麗!!
妖艶な女役姿、気に入りました!!この人なら轟様の相手役許す!!
 ・・・とか思ってたのに、相手役はクレオパトラ(城崎あい)で、ちょっとガックシでした。綺麗だけど、クレオパトラってもうちょっと知的なイメージが・・・(自粛)。

 お洗濯って・・・
 マジで狂ってるように見えました。あんな難しい音程の歌、よく歌えますよね(感心)。
ポルキア役の彩乃かなみちゃん、最後に見たのはステラマリスだったから、トップ就任して初めて見ましたが、また一段と成長してるようで感激しました。何よりも綺麗だし、歌もダンスもいけるし、見ていてホッとします。お互い美しくて純粋なので、最初の方の、ブルータスとのイチャイチャも、別に嫌な気はしませんとも。むしろ綺麗・・・。

 一人だけ何かが違う
 カエサル暗殺団の若手男役さんたち、プログラムを見ても全員名前を知らない集団なのですが、一人すっごい私好みの声の人がいたのでメモメモ。
 「ブルータスさえきてくれたら!俺はすぐにでもカエサルを殺しにゆく!」と、息巻いていたガイウス・カスカ(プログラムとル・サンクの共同作業でチェック)を演じていた、星条海斗さん。黄色い衣装で、髪の毛をサジタリウスのカリストみたいに立ててたのが印象的です(カリスト=轟悠です、念のため)。
 カエサル暗殺団は、利己主義的で野心的、なおかつちょい臆病で血気盛んな若者達で構成されているのですが、カエサル暗殺するためにブルーストを待っている夜、全員が「王になりたい」と寝言を歌うシーンがあります。一人ずつソロがあるんですけど、何だか一人だけ響きが違うのが彼でした。早速オペラグラスチェック!!お顔はそんなに好みではないながらも、現代的な整った感じ。何だか初々しさの感じられる人です。
 幕間にチェックすると、新公のカエサルだったそうで。ああ、声だけだけど、何だか納得しました。私って、どうやら野太い声に弱いらしいです。

 ロックオペラということで、音楽について
 音楽はいいですよ。この前の『Never Say Goodbye』もすごかったけど、っていうかブロードウェイの人気作曲家だから話題性もめっちゃあったけど、今回は系統が違うので、自分の中で比べる事がなくてよかったです。「あれ聴いた後じゃな・・・」とか、そういうのがなかった。
 私はまず”ロックオペラ”と聞くと『ジーザス・クライスト・スーパースター』を思い浮かべるんですが、「王様 おおカエサル そんなものに あなたはなりたいのか」と、ブルータスが歌っているのはずばりユダを思い出しました。宝塚でこの手のものを聴くと、ちょっと新鮮。
 ただ、歌詞がくどい・・・・。
 「カエサルは偉いー、カエサルは偉いー、カエサルは偉いー、カエサルは偉いー♪」
 「喜んでー、喜んでー、かならずかならず喜んでー♪」
 「愛している 愛している どうしようもなく 愛している 愛している 生きている限り 愛している 愛している どうしようもなく(以下こんな感じで続きます)♪」

 ・・・一体何なんだ、これはー!!!
しかもこの「カエサルは偉いー♪」は、「ブルータスは偉いー♪」になったりして何度も何度も歌われるんですよ。さらに「愛している愛している~♪」なんて、ベルばら顔負けなくらい”愛”を連呼する上、しつこいくらいあちこちで歌われるから、結構げんなりします。

 あ、でも、げんなりするけど、『長崎しぐれ坂』のあの昭和歌謡みたいなのを聴いているよりは、遥かに聴きやすいから、そんなに嫌じゃないです。しつこいけど(苦笑)。

 「どんな悪い結果に終わった行いも、もとは善意から始められたのだ」
 今回のテーマってこれなんだろうなと思いました。でも、前作の『炎にくちづけを』や『スサノオ』の時ほど、主張しすぎ!!とは思いませんでした。轟様が最期に、そして亡霊でこれを言うから、そんなに叫ばなくてもものすごい説得力!
 でも、そうなんですよね。よく幕末ものとかにある「どちらが正しいとか悪いとかではなく、お互い自分が正しいと信じるもののために戦った」とかも、これに属しますよね。その結果が戦争であれ、始めた時は国のためとか、正義のためだったり。
 『李香蘭』とか見てても、日本人のおせっかい(軍人の策略とかじゃなくて、杉本みたいな一般人の中国やアジアに対するおせっかい)なんて、見事にこちらから見ると善意ですしね。その結果が第二次世界大戦だの、太平洋戦争だのにつながるんだから、侮れません。
 結果が全てを決める。
 たとえ良かれと思ってしたことでも、正義のためにした事でも、結果的に悪であればそれはそれにふさわしい態度をとらなくてはならない。「悪気があったわけじゃないんだから!」ではすまない。
 厳しいですね。でも、これはもうちょっと個人的にも考えなくちゃと思いました。

 ああ、久々にいいもの見た気がしました。レミゼ以来?
忙しくてやさぐれ気味だったけど、大劇場に行ってホッとしましたし、ここまでキャストがピタッとはまった作品を観れて楽しかったです。(レビューはつまんなかったけど)
 是非もう一度行きたいです。また当日B席で(超金欠中)!!
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by otokata | 2006-06-03 23:39 | 舞台・役者さん