コロコロと興味の対象が移り行く音方による、日々の熱い物を綴ってみた日記。   ※アダルト・商業系サイトやここの記事とあまりにもかけ離れたTBやコメントは削除させて頂いています。悪しからずご了承下さい。


by otokata
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レ・ミゼラブル (1982年・ドラマ)


『レ・ミゼラブル』

製作・・・1982年/フランス
監督・・・ロベール・オッセン
キャスト・・・ジャン・ヴァルジャン/リノ・ヴァンチュラ
        ジャヴェール/ミシェル・ブーケ
        テナルディエ/ジャン・カルメ


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 以前突発的に始めて、突発的に無くなってたユゴー作品語りシリーズ復活(笑)!
いや、きっと今回だけな気もするけれども、気にしない(オイオイ)!
第7弾は、ようやく観る事の出来たリノ・ヴァンチュラのドラマ版レミゼです。
TSUTAYAの返却日ギリギリに観て、もう見返すことも当分なさそうなので、メモりながら見ました。総計、20枚!!何やってるんだ、私・・・。
ネタバレ含みます!!ご注意下さい!!


 1982年ということもあって、全体的に古風。(私が生まれる前年です←どうでもいい。)
静止画とか、スローとかを微妙に駆使して効果を上げたりしています。回想シーンとかも結構多くて、特にファンティーヌの最期やABCの最期は在りし日の姿が再現されたりします。が、伝えたい事はよく分かるけど、そんなに感動するものかどうかは激しく謎。原作からそんなに逸れる事はないので、違和感とかはそんなにありません。
 正直、一通り観たらそれで満足して観なくなる気がする作品(笑)。 

 そうそう、一話終わるごとに、「ぶん・ちゃっちゃっ、ぶん・ちゃっちゃっ♪」と、すっごく気の抜ける音楽が流れて、超絶長いスタッフロールが始まるのも大きなポイント!これはもう、脱力100%!!

 (独房で血を吐いて今にも死にそうなファンティーヌ)
 ヴァルジャン「早く出してやれ!!!」


                     <暗転>

    ぶん・ちゃっちゃっ、ぶん・ちゃっちゃっ

とか、

 「バリケードで待ってるわ!」
    「エポニーヌ!!」


                     <暗転>

    ぶん・ちゃっちゃっ、ぶん・ちゃっちゃっ♪
とか・・・。

 その後、緊迫した雰囲気で次の回が始まるのですが、タイトルが消えると、ぶん・ちゃっちゃっ、ぶん・ちゃっちゃっ♪と共に、2時間もの内容を2分で解説してくれる親切設計!!火サスや金サスのラスト15分の全ストーリー説明の推理よりも親切です!!見なくていいじゃん!!←オイ

 ジャべに関しては、普通に出来る警察官・・・?厳格というより、丁寧?特にものすごく凄みがあるわけでもなく、静かで職務熱心な印象を受けました。表情の変化にも乏しいし。とはいえ、最後まで乏しいままで、ちょっとの変化しか示さない感じなので、この人はこういう人なんだな・・・という気はしますが。
 市長に会ってすぐ馬車の暴走で、「ジャン・ヴァルジャンに間違いない」とか言ってるので、一時たりとも市長を尊敬してなさそうですが。それはそれでちょっとやだな・・・。

 ただ、他のジャベの演出にかけては、この作品結構好きです。

・ヴァルジャンとの運命の再会。雷鳴ってるし!!!
・パトミネを調べ上げて静かに尋問するジャベ。言うだけ言って行ってしまうのですが、思いっきりお仕事が出来る人っぽいです。
・書記官っぽい刑事さんと、目と目で話せるジャベ。信頼関係なのか、機械的なのか・・・。
・国王に自分の報告書が読まれるのに、あんまり嬉しくなさそうなジャベ。感情を外に出さない彼だけど、バリケードでの色々が去来していたのでしょう。
・そんなシリアスな中でも、「アポロンと呼ばれる暴徒がいた」とか、あの報告書に書いてあったらいいな、と密かに思ってしまいました。
・最期は飛び降りるシーンとかじゃなくて、馬車で例の意見書を書き上げて「私の死後、一考していただきたい」のアップ→橋に置かれた帽子やステッキで終わるところ。彼に何が起こったのかはっきりとは分からないものの、今まで多くを語らなかった彼の中で何かが変わってしまって、彼らしく静かに舞台から去って行った感じはしました。
・そして、何といっても、ヴァルジャンの最期の幻!
徒刑場で重労働をするヴァルの前にジャベが現れ、「お前は自由だ」と告げるところ。現世の鎖を解き放たれる一言を告げるのが、ジャベであってくれて本当に嬉しいです。しかもこのジャベ、髪の量から察してヴァルジャンに救われたジャベールですよね。マリコゼは間に合わなかったけど、私は救われました!!


 後、特筆すべきは、ガブローシュ!!
なかなか口の達者な、元気のいい可愛い浮浪児君です。
結構演技派な彼ですが、歌も披露。なんと、ことあるごとに「Little People」を歌ってくれます(感動)!!!
鼻歌だったり、ちょっと口ずさんだりするのですが、死ぬ時でさえこの調子なので、彼だけミュージカルから抜け出てきた気がしました♪

 それから、この監督エポニーヌ好きそうですね。マリウスも結構エポと仲がいい感じです。
ちゃんと、「文字も書けるのよ!ポリ公がきた。意味分かる?」とかやってくれて嬉しかったです。美人じゃないけど、一途で明るくて、一生懸命。いつも妹を庇ってた、優しい子でした。
 リトル・エポニーヌの目つきは怖かったけどね(震)。

 ABCは、ちゃんとレーグルやバオレルの自己紹介が入ったり、アンジョが演説したり、静寂で目を覚ましたグランテールが仲間のところで一緒に銃殺されたりするなど、結構力入ってます。マリウスとクールフェーラックも、ちゃんと親友やってました。ただ、ちょっと時間が経つと誰が誰だけ分からなかったけど(汗)。

 ヴァルジャン・・・、ヴァルジャン・・・は・・・(汗)
私、レミゼの映画観てて、何故かヴァルジャンだけいつも印象薄いんですよね。ジャベとヴァルはセットで見てるはずなのに、後で思い返すとヴァルジャンの印象に残ったシーンって、何故かあまりなくて・・・。好きなんですけど、どうしてなのか・・・。
 あ、少年のお金盗むシーン、あれって本当に足元にお金がある事に気づいてないように見えました。後、静かな対決の後の窓ガラスガシャーンは、見事な逃げっぷりでした!!

 マリウスは無事チリンチリンにおさまったし、コゼットも幸せそうで何より。これから頭悪そうな給仕達を頑張ってまとめていってください(それは当主の仕事じゃないかな)。
 テナルディエ夫妻はずる賢い二面性がよく出てて良かったです。あと、あの二人、めっちゃラブラブでした。いいことだ。
 ファンティーヌは、変化の様子が怖すぎて、もう何もいえません。

 特に目に付いたのはこれくらいかな。

 98年版みたいな「??!!」も無かったけれども、特に「素晴らしい!!」と思うような物でもなく、普通でした。
 それでも、バルジャベなラストシーンと、歌ってくれる元気な浮浪児君が見られただけでも、私は満足です。

しかし、この膨大なメモ、一体どうしよう・・・?
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by otokata | 2007-02-24 15:52 | レ・ミゼラブル 映画版