コロコロと興味の対象が移り行く音方による、日々の熱い物を綴ってみた日記。   ※アダルト・商業系サイトやここの記事とあまりにもかけ離れたTBやコメントは削除させて頂いています。悪しからずご了承下さい。


by otokata
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只今関心のある歴史上の人物 ナンバー1.


 以前このブログで、『ボーマルシェーフィガロの誕生』を観たと言う記事を書きましたが(当時の記事はこちら)、『闘うフィガローボーマルシェ一代記』を読んだ後にもう一度観返してみました。

 すると、以前「???」だったところが、あ~ら不思議!
綺麗に脳内で糸が繋がるじゃないですか!!

 やっぱり、ボーマルシェの基礎知識を頭に入れてから観なきゃダメだったのね。
一つ一つの事件の断片を拾い上げて、投げっぱなしにして次に進むから、「決闘してたはずのショーヌ公爵がどうしてあんなに嬉々としてフィガロ観に来るんだろう?」とか、「3年間続いた訴訟事件の発端は?」とか、「結局アメリカから報酬は受け取ったんだろうか?」とか、「コンティ公は最初に有罪にしたのにどうしてこんなに仲良しなんだろう?」とか、「2人の妻の死で築いた財産って?」とか、ポンポン浮かんでは消えていった疑問が、この読書で解決された今、ようやくこの映画の一つ一つのシーンの意味が分かってきました。

 まあ、ボーマルシェの活躍を、よく分からないながらも「ほおほお、凄い人なんだ・・・」と、感心して観てるのも楽しかったんですけどね。人名とか多すぎだし、どの人がどの立場にいて、誰が味方で誰が敵だったのか分からなかったもので・・・。

 ちょっと不親切ですね、この映画・・・(苦笑)。フランスでは、ボーマルシェの人生は常識の範囲内なんでしょうか・・・?どうなんでしょうね。


 さて、『闘うフィガロ ―ボーマルシェ一代記』の方ですが、この本を読むと、ボーちゃんの多才さに、改めて驚かされます。彼の生涯を、”闘い”という切り口で書いているのですが、『知ってるつもり』一回分程度じゃ終わりません、こんな生涯(懐かしいなー、あの番組)。

 相手が社会的に上であろうが、自分が正しいと信じれば立ち向かって勝利を収め、
 事業に関しては天才的な手腕を振るい、
 時計技師という第三身分から貴族となり、見事王にも一目置かれる存在まで出世し、
 ご存知の通り作家としても才気溢れる作品を残し、
 フィガロさながらのユーモア溢れる明るい気質、
 常に他人に対して誠実であろうとし、究極のフェミニストで、
 その上音楽的才能にも溢れてハープを得意とし、
 かなりの男前だったと言うんですから・・・

 こんな人いないよ・・・!!

 と、叫びたくなりました。

 まあ、どう見ても調子に乗りまくってる面もあったり、思い上がってる箇所も見受けられましたが、基本的には誠実そうな方です。

 モッテモテだったために女性関係は派手だったみたいですが、それでも常に誠実であろうとしたのは凄い・・・。ま、まあ、そのために苦しんだ方もいらっしゃるでしょうから、全然褒められたものではないし、ややこしい問題もたくさん引き起こすのですが、それでもただのプレイボーイじゃないところが凄いです。

 特に、二番目の奥さんが結核にかかった際、ずっと同じベットで看病し、医者に止められたらその部屋にもう一つベッドを持ち込んで最期まで看取ったというエピソードとか、メロッときました。伝染病なのに、結核・・・。愛ですね。

 後、あわや断頭台送りと言うところを、愛人さんのおかげで難を逃れたというのも凄いと思います。そうか、やっぱり危なかったんだ、ボーちゃんも。もっともこの人の場合、「貴族だから」とかいうよりもややこしいことにまた手を出していたからみたいですけどね。良かった、ボーちゃんが無事で。

 余談ですが、ヤマジさんは「ボーちゃん」って呼ばれるの、あまりお好きじゃないそうですね。悪徳の後のトークタイムでそう仰ったとか、仰らなかったとか(私は聞いていないもので)。「ボーっとしてる人みたいだから」とのことらしいですが、私は可愛くて好きです、「ボーちゃん」w

 いや、何だかもうすっごく楽しいです、ボーちゃんやオルレアン公のことを一つ一つ知っていくのは。いつかフランスへ行って、彼らの縁の地なども訪ねてみたいです。
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by otokata | 2007-07-09 23:15 | 読書