コロコロと興味の対象が移り行く音方による、日々の熱い物を綴ってみた日記。   ※アダルト・商業系サイトやここの記事とあまりにもかけ離れたTBやコメントは削除させて頂いています。悪しからずご了承下さい。


by otokata
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7日マチネ2 あなたの哀しさに私が泣いた。


 で、とりあえず双眼鏡を借りて無事観劇できたのですが、今回観る前に私、「前回(14日)みたいな「特に何も」状態になったりしたら、もう今ジャベファン名乗れないな」、って思ってたんですよ。





 ところが、今日の感度は凄かった。

 序曲で涙腺ウルッと状態!!

 いや、早すぎるって!!

 そう思いながらも、今ジャベが出てきた瞬間、視界がぼやけました。
自分自身の存在をこれでもかというくらい見せつけようとする橋本バルジャンに、ほとんど目を合わさない(合わせたかと思うと至近距離でにらみ合い)今ジャベ。前回の記憶がうっすらよみがえりました。2006年に見たときよりも、ピリピリしてる気がします。ちなみに相変わらず警棒さばきがお美しいです。

 で、気がついたら司教様の所でまたも涙腺直撃!
「さて我が兄弟」って言われても銀の燭台を抱えてうずくまってるバルジャンがすごく”手負いの獣”に見えて、胸が痛かった。ちなみに、「逮捕」のファンティーヌとも、”手負いの獣”同士に見えた。いや、ファンティーヌが獣かどうかはともかく、堕ちる所まで堕ちて、ボロボロになって傷ついて、そこに救いの手が差し伸べられたときの戸惑い感が。似た物同士、なんですよね。同じ”レ・ミゼラブル”ですものね。
 それからあの、橋本バルジャンって、どことなくジーザスっぽくないですか?いや、舞台版の「ジーザス・クライスト・スーパースター」は見た事有りませんが、映画や海外版の放送を見た限りで。髪型と顔立ちがそれっぽくて、ボロをまとって迫害されて・・・。苦悩してる所とか、ゲッセマネを思い出したり。何だか最後まで彼がジーザスの化身に見えて仕方なかったです。
 で、以後「独白」、「裁き」、「彼を帰して」と、度々ググッとこみ上げてきて困りました。特に、「彼を帰して」は、「私を殺して」の地声っぽくて感情的な部分と。最後のロングトーンの美しさの対比がもうヤバかったです!!
 それでいて、美しいですよね、橋本バルジャン!!出てくる度にいちいちキュンキュンします。コゼットがちょっとだけ羨ましいです。「エピローグ」なんて、あまりの美男美女っぷりにファンティーヌと普通にカップルに見えました(笑)。

 とと、今ジャベから逸れてしまった。

 そう、それから「ファンティーヌの逮捕」。以前程感情的に動く事は無くなった気がしますが(ファンティーヌに本当に殴る勢いで警棒を振り上げたり←ちょっとソフトになった?、群衆に当たり散らさなくなったり)、どことなく厳しさと潔癖さがパワーアップした気がします。足にすがってきたのを振り払う仕草の冷静さとか、ファンティーヌと市長が話してる間、ほとんど表情も変えずに正面向いて警棒握ってたりする辺りとか。

 馬車の暴走の後は完全に確信犯に見えました。音の一つ一つ伸ばしまくって、探ってる様に聞こえるし、最後の敬礼も前程丁寧じゃなくなった気がします。青いプログラムでも、確信してるっぽかったしね。
 だからか、裁判でも彼がバルジャンだった事に対してはそんなに驚いていない様に見えた。むしろ驚いてたのは名乗りを上げたときじゃなくて、焼き印を見せられた所だった気が…。
 「やはり貴様か…!!」みたいな。

 対決はねー、もう殺る気満々ですよね、この二人。
これほどまで至近距離で対決する二人を、私は知りません。バルジャン警棒掴むし、ジャベは胸元グリグリするし、顔近いし(嬉)!
 しかも、ジャベの構えって腰がちゃんと落ちていて、いかにも強そうなんですよねー。このジャベだったら勝ちそうな気がするくらい(笑)。

 「介入」も、基本的な動きとかはそんなに変わってない様に見えるけど、あのバルジャン執着具合は、何度見ても飽きません(笑)。動揺して探しまわる「どういうことだ〜」、振り上げた手を、ゆっくり開いて見つめる動作、つぶやく様な「泳がせておいて〜」と、夢から覚めた様な「ゴミを始末しろ」の対比…。
 ココが一番、「ああ、警部だ〜!!私の好きなジャベール警部だ〜!!」って思います。可愛すぎ!!

 「STARS」、今日で聞き納めかと思うと、本当に淋しいです。
鹿賀さん、村井さん、綜馬さん、阿部さん、岡さん、CDのみだけど今井さん、色々な人のこのナンバーを聴いたけど、結局一番好きなのはこの人の「STARS」だな、って確信しました(とか言って、明日「石川ジャベが一番好き」とか言う事になったりして・爆)!やっぱり以前より一つ一つの音を伸ばし気味に歌ってる気がするし、ちょっと前の方が好きだった気もしますが、でもやっぱり今さんがいい。もう「どこが」とかいう問題じゃなくて、全部!!

 「ワン・ディ・モア」も、もう今回は潔くジャベだけ見ました。あ、列に入ってからはちゃんと全体見たけど。もう何か最後って思うと、一秒たりとも目が離せない気がして大変!
 「ああ、このサッシュ巻きも、ポニテぴょこんも、お祈りも最後か…」なんて思うと、視界がぼやけて(以下略)。

 2幕、やるきなく「おー!」って手を振り上げる彼。「とりあえず演技しとくか」みたいなやる気無さ(笑)。その割には、スパイ申し出るときとか、作戦話してるときとかノリノリですよね、この人。
 「好きな時に撃て。子供の遊び」だったか、アンジョの顎をクイッて持ち上げて、パッと振り払ったのにときめきましたwそれから、久々に見た(前回私虚ろ状態だったから)、両手を広げたポーズとか。…見納めか(ため息)。

 バルジャンとの再会。もう、すっごい反応しますよね。私、今まで、戦闘が始まってからジャベがもがくのは諜報活動の為かと思っていたのですが、今日はバルジャンが気になるからに見えました。あと、バルジャンが敵を討つあのアングル。やっぱりジャベを助ける為に撃った様に見えるんですよね…、ぶつぶつ。

 バルジャンがジャベを助けるシーン。「二人の命、取引なのか」は、ハッと思いついた様に見えました。
 「お前が俺を助けるなんて、そんなはずが無い。きっと裏が…!」って望みを考えて、「ああ、そういうことか。そうだよな、お前はそういう人間だ。」って。信じられないというより、信じないというような、もしかしたらそれまでにも薄々バルジャンの本質を分かってて、だけどそちらに絶対持っていきたくない様な、そういう風に見えました。
 で、私には橋本バルジャンがジーザスに見えるもんだから、ジャベの放心具合が分かる様な…。襟もと正して睨んで去っていったけど。

 「下水道」。やっぱり一番泣けるのはここかもしれない。バルジャンを必死に探すジャベの気持ちがいかなる物か分かりませんが、あの必死さがもの凄く痛々しい物に感じられます。
 お祈りも、砦で散った者たちの為に、突発的にしてしまっているものかと思っていましたが、バルジャンが見つからなくてこれからどうしていいのか分からなくなってしまっている、自分の為にしているのかな、と思いました。
 むむっ、今日は今までの思い込みがよく覆る日だ。

 で、「自殺」。ここも距離近いなぁ、この二人。「24653」と呼ばれた橋本バルジャンが静かに首を横に振った時、私も何かが壊れた気がしました。
 今ジャベ、ガクッて片膝着いて崩れ落ちるの、前からでしたっけ?
何だか「自殺」、パワーアップしてた気がします。「何もない!バルジャンとジャベール!」なんて、怯えた様に目を剥きかけてたのがすごく印象的です。何て言うか、あんな今ジャベ初めて見た気がする。

 すごいな、橋本バルジャン。これ、他のバルジャンじゃこうはならなかったように思うんですけど…。いや、今期他のバルジャンと今ジャベの組み合わせは見てないけど、この二人は何か違う世界作り出しちゃってる気がしてなりません。全力で対決するし、もう本当に磁石みたいに引き合って反発して・・・。お互いただただ一生懸命ぶつかってる気がします。で、結果不思議な磁場が出来てる状態(笑)。

 私的最後に、この組み合わせで観られて本当に良かったです。
淋しいけど、新たな一面を見られて本当に嬉しい。もう本当にこれで最後かもしれないし、やっぱり未練はたらたらですが、とりあえずひとくぎり付きました。

 カテコのハグ(しかも、ギュッッて感じの)と、お互いの投げキッスも見られたし(ここ重要)。

 やっぱり今ジャベが一番好きだ!!!
ツーロンの徒刑場で出会って、彼の一生懸命さ、一途さ、厳しさ、真っすぐさに恋をして、最後には為す術も無く失う。レミゼの観劇はいつもそう。特にこの人のジャベール警部の時は。

 でも、それが最高に幸せでした!!
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by otokata | 2007-08-07 19:53 | レ・ミゼラブル