コロコロと興味の対象が移り行く音方による、日々の熱い物を綴ってみた日記。   ※アダルト・商業系サイトやここの記事とあまりにもかけ離れたTBやコメントは削除させて頂いています。悪しからずご了承下さい。


by otokata
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The Light in the Piazza (ストーリーネタバレあり)


 昨日東京遠征して千秋楽を見てまいりました「The Light in the Piazza」!
今日一日何から書こうかずっと考えていたのですが、ちょっと難しいです、この作品。

 思わず逃避して東宝のサイトに行ったら、「宝塚BOYS」再演とか書いてあって、夜なのに叫んでしまった。しかも、須賀くんの役を森本くんがやるとか!!何!?龍騎からカリスとか、それ龍騎、剣、電王しか見ていない私への何かサービス(違)!?つか、森本くんとヤマジさんって、それってなんて剣コンビ!!!!所長と始!!ボードとアンデット!!地方公演もするみたいなので、また芸文に来てくれるように大期待。

 ととと、話が逸れてしまった。私から見たストーリーはこんな感じ。公式とかと微妙に違うかもしれませんが、あくまで私視点なのでご容赦を。

 1953年、フィレンツェを訪れていたマーガレットとクララの母子。広場(ピアッツァ)で風に飛ばされたクララの帽子を受け止めたファブリツィオとクララは一目で恋に落ちる。息子の恋路を応援するファブリツィオの家族ナッカレリや夫人達とも打解けるクララだが、マーガレットだけは浮かない顔。クララは12歳の時、マーガレットが目を離した一瞬の間に頭に怪我を負い(ポニーに頚椎付近を蹄でやられたらしい)、精神年齢12歳から成長しないという状態だったのだ。クララの幸せを願いつつも、そのことを負い目に思い、相手家族にそのことを打ち明けられず、不安定さを残すクララを心配するマーガレット。その上、夫に相談するも、お互いの間に愛情が消えていることを感じ、思い悩む。 しかし、クララとファブリツィオは言葉の壁やお互いの家族の思いなど、様々な壁を乗り越えていく。
 「もしかしたらクララは成長しているのかも。」
 少しずつイタリア語も話せるようになり、精神的にも強くなっていくクララに、マーガレットは遂にクララの結婚を決心する。

 なんかまとまりきれてないけど、話自体はこんな感じ。
出会いから結婚までのラブストーリーと、一言でいえばそうなんですけど、障害とか、夫婦愛とか、言語の壁とか(あ、でもこれはあんまり障害っぽくなかった)、何だか色々な要素が組み合わさっていて、すっごく奥深いです。

 更に現代音楽チックな楽曲が更にとっつきにくそうな印象を与えています。綺麗なんですけど、跳躍とか無調っぽいところとか、先の読めないメロディラインとか・・・。はっきり言って、一回聴いただけでは理解するのが難しいと思います、音楽に関しては特に。綺麗なんですけどね。私は現代オペラとかも多少は見る方だから抵抗はないけど、それでもやっぱり音楽と心情が結びついて伝わってくるところまでは無理でした。聴くだけで精一杯。ストーリー感じるので精一杯。
 これ歌っているキャストの方々に感服。歌が不安定な人いなかった気がする。あ、ファブリッツィオの「クララ」ソングは、何となくウェストサイドストーリーの「マリア」を思い出しました。あの、「どんだけクララ言うてんねん」ソング(笑)。で、恋に狂った息子を見てお手上げしてるパパがステキすぎてやばかったです。
 それにしても、イタリア語も皆さん流暢で、このミュージカル本当てんこ盛りだなぁ。
そしてイタリア語を話すパパ、真剣にネクタイを選ぶパパ、息子の為に一肌脱ぐパパ、本当に人の良さそうにフレンドリーに笑うパパが素敵でした。ああ、ジョンソン&ジョンソン・・・(違)w「厳格」って読んだ気がするけど、どこが厳格なのかマジで分かりませんでした(^^;)年の差のとこ?

 「マーガレット再生の物語」ってインタビューでちょろっと読んだ記憶があるので、結構そういう視点で見てたけど、この話って謎が多くて、ラストも結婚式で終わって、「あれ、結局旦那は?」って思うし(最後の歌がある意味一番難しい)、結局クララの病気(これって病気?)のことはナッカレリさん達知らないままだし(気づいたと思った父さんは、実は年齢差のこと気にしてたし。そっち!?しかも12歳と20歳なら結婚していいの!?)。結構私の中では混乱が残りました(汗)。
 あ、そうそう、年の差と言えば、1幕最後で「え、クララ攻!?」って思ったけど、6歳も年上なのを知ったとき、何か納得しました(笑)。
 んー、案じていたからとはいえ、結局クララの障害に一番こだわってたのは両親で、そこでずっとクララの精神の時間と一緒に止まっていた何かが、ナッカレリさん達との出会いで動き出したんだな、と思いました。

 いいミュージカルだとは思ったし、難しいこと考えなくても素直にほっこり楽しめる作品だとは思うけど、やっぱり難しいと感じてしまう自分がいるんですよね。本当、自分もっと素直に見ればいいのに。こう、「愛があれば言葉が通じなくても想いは伝わる」とか、「そのままのお互いを受け入れられたら、障害だって乗り越えられる」とか、マーガレットとクララの絆とか・・・。
 あ、でもインタビューでも読んだけど、クララの障害って目には見えないんですよね。だから、彼女の天真爛漫さや不安定さは、彼女のパーソナリティーとしてみんな見てるわけであって、だから意識せずに彼女のそのままを受け入れてる。これで病気だって分かったら、またナッカレリさん達は動揺するんでしょうかね。ファブリッチオは、それでもそのまま受け入れてくれる気がするし、皆最終的には今回みたいに受け入れてくれるとは思うのですが、その辺りとかもやっぱり気になります。

 ただ、それぞれやっぱり変化してるな、とは思いました。ファブリツィオは最初結構動揺することが多かったけど、最後にはクララの不安定さも受け入れられるようになってますよね。
 兄貴は、私の目には最後まであんな感じだったけど、義姉さんとかはクララの勇敢さに何か目覚めたみたいだったし。
 パパ的には、散歩の辺りとかそうかな・・・。傍から見てると、ちょっと分かりにくいけど。あの散歩の間にこう、内面変化とかあったんでしょうね。結婚反対してたのに、いつの間にか「明日教会で」だったのにはちょっとびっくりしましたが。
 「人間は全てを知りえない」
 この言葉でどうして年の差が埋まったのか、まだ分かりません。ううっ、なんて想像力貧困・・・。

 でも何だかんだ言っていますが、作品を観終えた後の「???」度は、M.Aの方が上だった気がします。あれも、まさか最初に見たときはあそこまでハマるとは思わなかった。もしこの作品を何度も観られて、少しずつ色々な発見が出来ていたら、不可解に思える音のつながりにストンと思えるところが見えてきたら、そしてそれがクセになり始めたら、この作品ももっとハマったかもしれません。





 私的に何よりも謎なのは、ナッカレリさん(綜馬さん)がマーガレット(島田さん)にキスしたところかと・・・。
「そこかよ!!」と、思わないでくださいな。むしろそこしか覚えてないかもしれない勢いで印象に残ってるんですから。頭の中グルグル。ああああああああ・・・・!!
 最近私、演劇系のサイト様やブログ様のところはご無沙汰していて、大まかな筋と「月刊ミュージカル」のインタビュー以外何の予備知識も無い状態だったんですよ。
 「どうもナッカレリさんはマーガレットに親切だなー。でも、そういう人なんだな。」
って、勝手に納得してみてたら、何だか神妙な表情になっちゃって、しかも・・・あああっ!!私あの延長線上の席で、しかもオペラグラス使ってみてたので、瞬間硬直ですよ!!あそこまで見事に固まったのはいつぶり!!??まさか、まさか、まさか綜馬さんのラブシーンをこんな形で見ようとは・・・!!しかも無音ですよ。時が止まりましたよ!!M.Aよりもずっと無音効果すごいですよ!!
 はっきし言って、しばらくストーリー頭に入ってこなかったのはこのシーンのせいかもしれないです。肝心なマーガレットと旦那の会話とか、右から左へ受け流していたのはこのショックが尾を引いていたせいです。つか、終わってからスタオベしながらも硬直してました、私。これがニコ動とかに上がっていたら、間違いなくタグは「マーガレットに全力で嫉妬する動画」ですよ!!M.Aで「みほさん貴婦人を全力で羨んでみた」とか思ってたけど、上を行きました。
 あくまであれはナッカレリさんとマーガレットさんです!!でも、でもでも、やっぱりびっくりだ、ショックだー!!!
 ・・・でも、新妻さん相手だったら、何となくもっとショックだったかもしれないから、まあ、いい。(ってか、1幕ラストもすごかった。小西さんファンは動揺したかな、やっぱり。)カテコで新妻さんの手にキスしてたけど、それはいつものことだからいい。もう、何だったんだろう、あの衝撃派。
 ナッカレリさん、ちゃんと奥さんのこと愛してる人だと思うから、「女性は口説く」イタリアン気質だと思う。それに、娘のこと想ってる芯の強い素晴らしい女性として、マーガレットのこと尊敬してそうだし、ちょっぴり恋愛感情芽生えてるかもしれない。でもでもでも、あの意味深さをそんな言葉で説明なんて出来ないー!!!

 ああ、夢に見そうだ。まさかこんなに動揺するとは思いませんでした。
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by otokata | 2007-12-18 01:04 | 舞台・役者さん