コロコロと興味の対象が移り行く音方による、日々の熱い物を綴ってみた日記。   ※アダルト・商業系サイトやここの記事とあまりにもかけ離れたTBやコメントは削除させて頂いています。悪しからずご了承下さい。


by otokata
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カテゴリ:読書( 19 )

お誕生日おめでとう。

お誕生日おめでとう、ハリー。
出会ってからもう7年?8年?思えば長い付き合いになりますね。
今までずっとありがとう。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

えっと、最終巻、実は3日前に読了しました。
正直、自分がいつ再起出来るのか分かりません。ここにはネタバレまだ書かないつもりだから詳しくは言わないけど、読んだ方なら分かるはず。
日常生活はちゃんと送れているのですが、夜眠れなくなった上に朝目覚めた時に、自分の部屋にいるのが不思議に感じるようになりました。何の変化?
先に読み終えてネタバレトークしたがってる妹と語り合うのを楽しみにしてたのだけど、「ごめん、今私にハリポタの話をしないで。」状態。つか、読み終えたことも言えねぇ。

心の整理がもうちょっとついて、落ち着いたから感想書きます。

一つ、すごく個人的なご報告でも。
昔購入して、しばらく引き出しにしまってあった、本に入った先生のフィギュア、枕元に引っ張り出してきました。今、イマジンズと先生に囲まれてます。だからどんな生活・・・。
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by otokata | 2008-07-31 02:09 | 読書

祝!7巻発売!!

遂に出ましたね、ハリポタ最終巻!!

私は今の時期、ショッピングモールで催事のバイトをしているのですが、今日は静山社のハリポタバッグを持った人がたくさん訪れました。
ひっじょうに羨ましかったです(涙)。

ああもう、私バイトしてる場合じゃないよ!
今頃うちにアマゾンからハリポタ来てるよ!!
今すぐ帰って徹夜で読みてー!!!
セブルス、無事かー!!!!!

何て考えながら耐えてたのですが・・・、所詮この世は競争社会。

先に妹が読んでた・・・orz

回ってくるの、明日以降?

いいさいいさいいさ、待ってやるよ、仕方ないしな(泣)!!
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by otokata | 2008-07-23 23:56 | 読書

こんな本読んでみた。


以前、と言っても、2週間ほど前?
地元の本屋でテーブル1個使って平積みにされていたのが印象的で、気になってつい買ってしまいました。

まさかの結末

あんまり大々的に宣伝してたから新刊かと思ったのですが、売ってる本屋が少なくて、しかも第2弾とかでてるし、「あれ?」って思ったら、2006年8月発売・・・。しまった!まず古本屋から見るべきだった・・・。

とりあえず公式の説明から

ベストセラー作家が贈る、世にも奇妙なショートショート集、登場!物語のはじまりは、ごくふつうの風景。それがねじれていき、やがて、皮肉な笑いと、背筋が寒くなる幕切れが訪れる―TVの超人気番組の出演者に選ばれた若者の悲喜劇『死者の挨拶』。たがいの眼球を提供しあう約束をした男たちの悲惨な運命『目には目を』など、全24編を収録。ミステリーからホラーまで、歴史小説から神話まで、趣向を凝らし、バラエティに富んだ味わいをお楽しみいただけます。

オビに嘘はありません。けど、この文読んでるときはもっと面白そうだったんだけどなぁ・・・。
シュールな世界観に期待してたんだけど、それはまぁ、裏切られなかったんだけど、私は一連のブラック・ジョークを面白いと思えるような人間じゃなかったみたいです。こういう笑っていいのかよく分かんないようなオチは苦手だ。
それに、ミステリーと言うほどミステリーっぽいわけでもなく、ホラー・・・といえばホラーなのか?って感じ。
ただ、本当に1つ1つは短くて他愛無かったりするのですが、時々フッと、考えさせられるようなものが出てきたりして、油断なりません。知識がやたらディープなものとか、さり気に環境の話とか。
しかし、私の価値観で700円はちょっと高かったかなぁ・・・。
この頃必要なもの、欲しい物がたくさんあるから、そんなセコイことを考えてしまったりしますorz。
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by otokata | 2008-04-29 01:17 | 読書

 以前このブログで、『ボーマルシェーフィガロの誕生』を観たと言う記事を書きましたが(当時の記事はこちら)、『闘うフィガローボーマルシェ一代記』を読んだ後にもう一度観返してみました。

 すると、以前「???」だったところが、あ~ら不思議!
綺麗に脳内で糸が繋がるじゃないですか!!

 やっぱり、ボーマルシェの基礎知識を頭に入れてから観なきゃダメだったのね。
一つ一つの事件の断片を拾い上げて、投げっぱなしにして次に進むから、「決闘してたはずのショーヌ公爵がどうしてあんなに嬉々としてフィガロ観に来るんだろう?」とか、「3年間続いた訴訟事件の発端は?」とか、「結局アメリカから報酬は受け取ったんだろうか?」とか、「コンティ公は最初に有罪にしたのにどうしてこんなに仲良しなんだろう?」とか、「2人の妻の死で築いた財産って?」とか、ポンポン浮かんでは消えていった疑問が、この読書で解決された今、ようやくこの映画の一つ一つのシーンの意味が分かってきました。

 まあ、ボーマルシェの活躍を、よく分からないながらも「ほおほお、凄い人なんだ・・・」と、感心して観てるのも楽しかったんですけどね。人名とか多すぎだし、どの人がどの立場にいて、誰が味方で誰が敵だったのか分からなかったもので・・・。

 ちょっと不親切ですね、この映画・・・(苦笑)。フランスでは、ボーマルシェの人生は常識の範囲内なんでしょうか・・・?どうなんでしょうね。


 さて、『闘うフィガロ ―ボーマルシェ一代記』の方ですが、この本を読むと、ボーちゃんの多才さに、改めて驚かされます。彼の生涯を、”闘い”という切り口で書いているのですが、『知ってるつもり』一回分程度じゃ終わりません、こんな生涯(懐かしいなー、あの番組)。

 相手が社会的に上であろうが、自分が正しいと信じれば立ち向かって勝利を収め、
 事業に関しては天才的な手腕を振るい、
 時計技師という第三身分から貴族となり、見事王にも一目置かれる存在まで出世し、
 ご存知の通り作家としても才気溢れる作品を残し、
 フィガロさながらのユーモア溢れる明るい気質、
 常に他人に対して誠実であろうとし、究極のフェミニストで、
 その上音楽的才能にも溢れてハープを得意とし、
 かなりの男前だったと言うんですから・・・

 こんな人いないよ・・・!!

 と、叫びたくなりました。

 まあ、どう見ても調子に乗りまくってる面もあったり、思い上がってる箇所も見受けられましたが、基本的には誠実そうな方です。

 モッテモテだったために女性関係は派手だったみたいですが、それでも常に誠実であろうとしたのは凄い・・・。ま、まあ、そのために苦しんだ方もいらっしゃるでしょうから、全然褒められたものではないし、ややこしい問題もたくさん引き起こすのですが、それでもただのプレイボーイじゃないところが凄いです。

 特に、二番目の奥さんが結核にかかった際、ずっと同じベットで看病し、医者に止められたらその部屋にもう一つベッドを持ち込んで最期まで看取ったというエピソードとか、メロッときました。伝染病なのに、結核・・・。愛ですね。

 後、あわや断頭台送りと言うところを、愛人さんのおかげで難を逃れたというのも凄いと思います。そうか、やっぱり危なかったんだ、ボーちゃんも。もっともこの人の場合、「貴族だから」とかいうよりもややこしいことにまた手を出していたからみたいですけどね。良かった、ボーちゃんが無事で。

 余談ですが、ヤマジさんは「ボーちゃん」って呼ばれるの、あまりお好きじゃないそうですね。悪徳の後のトークタイムでそう仰ったとか、仰らなかったとか(私は聞いていないもので)。「ボーっとしてる人みたいだから」とのことらしいですが、私は可愛くて好きです、「ボーちゃん」w

 いや、何だかもうすっごく楽しいです、ボーちゃんやオルレアン公のことを一つ一つ知っていくのは。いつかフランスへ行って、彼らの縁の地なども訪ねてみたいです。
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by otokata | 2007-07-09 23:15 | 読書

今かなり気になる人


 ここ一週間やたらと忙しかったです(^^;)目が回りそう。
でも、今週ジキハイで、来週オルレアン公に会えると思うと、もう何が何でも頑張れちゃう気がしています。実際、仕事が終わった後はいつもバテてるのですが、最近はバリバリ練習できます!バテた時は、例の家宝(爆)を見て、気力充填してます!
 その代わり、遠征後はまた魂抜ける気がしてますが、まあ、仕方ないです(えっ)。

 最近、ちょっと元気になってきたので、久々に本を読む元気も出てきました。
ここ数日間で読んだのは、
『パリの断頭台』
『グレースと公爵』(結局DVDが見つからない~!梅田のTSUTAYAにも無い~!!)
『ジーキル博士とハイド氏』(再読だけど、12日の予習)
そして今読みかけの、『フランス革命の指導者』。

 ・・・何の影響なのか、とっても分かりやすいです。

 『グレースと公爵』なんか、今まで抱いていたオルレアン公像にプラスして新たな姿が浮かび上がりました。ヴェルサイユ行進に参加しなかったとか、周りが彼の名前をかたって過激な活動をしてるとか、立場上仕方なく死刑票を投じた・・・、な公爵には、「実際はこんな感じの人だったのかもしれない・・・?」とか思いました。グレースにいくら誠実でも、全てを見せているようには思えなかったし、かと言って、思想の違うグレースがここまで公爵に深い愛情を持って描き出すからには、実際に普通の優しい人だったようにも思えるし。

 ジキハイはともかく、昔からベルばら好きだったので、フランス革命関係の本は今までに何冊か読みました。その本とかもパラパラっと見ていると、今まで読み流していた記述が有りました。

 彼は死ぬ前に「罪もない者の血を流させた責任が自分にはある」といい、これを悔やんだという。

 オルレアン公に関する記述なのですが、何せ出典が『爆笑 フランス革命』(シブサワ・コウ編 光栄)ですので、どこから引用してきたのかがかなり気になります。参考文献はついてるんだけど、その中でも『物語フランス革命史』とかって、どうなんでしょう。”物語”っていうところに、フィクションの香りもするような・・・?どんな本なんでしょうか(うずうず)。
 しかし、それにしても、興味深いんですけど、この一文。ルイ16世の事なんでしょうか。それとも・・・?

 ベルばらでは王座を狙う腹の底の見えないタヌキなおじさま。
(出番は少ないけど、ミュージカルを見るまで私の中のオルレアン公は彼でした。)

 グレースと公爵では、周囲に利用されて裏切られる、誠実で悲劇的な紳士。
(でも、あくまでグレース視点なので、本当は何を考えていたのかやっぱり読めない。)

 ミュージカルでは、王座を狙って陰謀を張り巡らせる暗い情熱の持ち主。

 『パリの断頭台』には、勇敢で堂々とした最期が書かれ、見たところ、国王の裁判で死刑に票を投じた事から悪者に書かれてる事が多い人。『シュヴァリエ』とか、胡散臭かったし。

 何か、さり気なく新しく印象が上塗りされて、蓄積されていって、どんどんつかみどころが無くなっていっています(中には思いっきりフィクションのも混ざってますが)。

 気になって仕方ないんですけど、この人。本当はどんな人だったんだろう?

 ちなみにMA原作は大学時代に読みました。サド侯爵、カリオストロ伯爵、シャルロット・コルデ、ラクロ、ジャルジェ将軍・・・。「ここでこの人が出てくるか!?」って嬉しく思いながら読んでいたのを思い出します。あんまり気に入ったから、サイトの日記で熱く語ったことも。
 遠征前に久々に読んだのですが、やっぱり特別な一冊です。物語として面白いし、読んだ時にそれぞれの立場でその状況について考えさせられるような作品だと思いました。マリーとして、アニエスとして、フェルセンとして、マルグリットとして・・・。
 原作では、アニエスが大好きでした。今でも理想の女性です。
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by otokata | 2007-05-11 00:37 | 読書

火怨


 TSファンデーションの『AKURO』に感銘を受けてから、早5ヶ月・・・。
ようやく、ずっと気になっていた阿弖流為の物語、『火怨 ―北の燿星アテルイー』を読みました。

 ・・・って、遅っ!!!

 帰って速攻読むつもりだったのに、どうして今頃になっているのやら・・・。
まあ、とにかく、ついに本屋で手に取り、レジに持っていって無事購入し、一週間かけて上下巻読破しました(←遅読なので、これは自分的には早い方です。)


 『AKURO』で予備知識があったので、とっつきやすかったということはあります。しかし、読み始めてからは、異例ののめりこみ具合でした(一週間かかってるけど)。
 なんだ、この作品は!?面白すぎる!!
ページをめくる手が急くのに、そのくせ一文一文もっとじっくり読んでいきたくて、何だか不思議な感じでした。下巻後半なんかは人前で読めませんでした。泣きます、これ!!
 個性豊かな仲間が一人ひとり集まり(戦士やら策士やら鍛冶師やら)、共通の敵に向かっていく物語はRPGのようで、数では圧倒的に劣る戦に頭を使って勝利していく様はシュミレーションゲームのようで、全体を通してみると陸奥を舞台に英雄たちが駆け巡る様は映画のようで、もう本当に面白かった!!

 特に、キャラクター達が惚れ惚れするいい男揃い!!故に名台詞のオンパレード!
私は田村麻呂様と飛良手が特にお気に入りです♪本っ当にいい男です!!この二人のラストシーンの辺りは本当に名場面ですとも!!!ちょっとえげつないけど・・・。
 が、阿弖流為も母礼も諸絞も取実も、猛比古も延手も多久麻も御園も、皆大好きです!!!ああもう、ステキすぎる・・・・!!もちろん滝名と佳奈も好きですが、この本って名前のある女性、この二人しか出てこなかったような・・・?

 で、途中辺りから気づきましたが、『AKURO』とは全然違った・・・。
これが元設定とか原案なのかと、勝手に勘違いしていました。こう、『火怨』の後に『AKURO』が続くのかと。プログラム見たら、どこにもそんなこと書いてない。高橋先生の解説があっただけだし。うっかりうっかり(^^;)
 特に、伊佐西古と田村麻呂様、雰囲気全然違う。伊佐西古の行く末も違う。阿弖流為は、何かあんな感じだった気もするけど。田村麻呂様、『AKURO』では完全に敵役でしたが、こちらでは阿弖流為や母礼の方に似た、気持ちのいい爽やかな武者です。今さんイメージで読んでいたのですが、だんだん脳内で爽やか度が増していきしまいには実写セラムンのクンツァイト様イメージになってしまいました(笑)。衣装はAKUROのままで・・・。いや、ズルズルしてて黒髪ポニテだし、剣持ってるし・・・!?
 これ読んだ後だと、『AKURO』の方がかなりやるせなく感じました。『火怨』の方はおどろおどろしいタイトルの割に、希望に満ちていますから。それでも根底にある、攻められた蝦夷の、希望を見出そうとした誇りや意地をかけた戦いという点では同じですが。
 
 何かもう、これ読んだ後自分の人生設計と人生観見直したくなりました(←元々無いに等しい)。
彼らがこれだけ自分達の土地・家族・仲間・誇りなどを守ろうと命を燃やしてるのに、私の方は一体何してるんだろう・・・?って。志がないでもないのに、今の中途半端な状態って田村麻呂様が言う「己れの欲だけで生きている」都の人とあんまり違わないじゃん・・・って。少々凹みます_| ̄|○
 あそこまで鮮烈に生きるのはムリでしょうが、彼らのように活き活きと真っすぐに、情熱的に生きられたらと、改めて思いました。
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by otokata | 2007-03-29 22:03 | 読書
 職場で風邪が流行中です。インフルエンザかどうかは分かりませんが、親しい人達が喉を嗄らしたり、咳き込んでるのはやはり心配です。特に、以前書いたバルジャン・・・。
 皆様もお身体には気をつけてくださいね。

 さて、いよいよハリポタ6巻の感想を書こうと思います。
数日延ばしたのに、スネイプLOVEスネハリ上等以外内容の薄い感想になっていますが、いつもの事だと思って諦めて眺めてやってください(苦笑)。

ここからはネタバレ満載なので、ご注意下さい。
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by otokata | 2006-06-16 15:26 | 読書

読み終えました・・・。

 日中は妹と出かけていたので、夕方からハリポタ下巻を読み出し、やっとさっき読み終えました。最初に比べれば量だけじゃなくて内容も濃くなっているので、正直疲れました。・・・歳だのぅ(涙)。
 友人が”スネハリ話だ!”って言ってたけど、私もそう思いました。間違いなく!!
つか先生、今回乙女バリバリのエピソードが入ってた気がしますが、気のせいですか?

 今は感想を書く元気が無いので明日に回しますが、今は一言。

誰が(主にうちの妹)何と言おうと、私は信じてますから。

・・・・・・おやすみなさい。
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by otokata | 2006-06-11 23:06 | 読書

ファントム


  『BEST MUSICAL2』、遂に発売しましたね♪
わたしはまだ未購入なんですけど、何だかワクワクします。
(他にも欲しいものが山とあるので、買えるのはいつごろになるやら・・・。)

BEST MUSICAL(2)

 さて、今日はスーザン・ケイの『ファントム』を読みました。
上下巻なんですが、電車で何の気もなしに読み始めてしまったら、気になって気になって練習も手につかなくなってしまったので(いつものことだけど)、一気に読み通して先ほど読み終わりました!あるサイト様では『偉大なるファンフィクション』と紹介されていましたが、まさしくそんな感じでした。

 何といいますか、エリックがすっごく魅力的です!原作の『オペラ座の怪人』では、エリック(ファントム)とクリスティーヌをめぐる話になっているので、エリックの最後の半年だけ書かれていますが、この作品は、揺りかごから墓場まで、エリックの人生を余すところなく網羅!!(この表現、いいのかな?)最初はエリックの母親、エリック自身それから彼が父親とも師とも仰いだ人、原作では”ペルシャ人”と表記されていたナーディル、そして、エリックとクリスティーヌ、ラウル(作品中ではラウール)と、語り手が変わっていきます。
 
 (本人含めて)それぞれの人物が語るエリック、物凄く魅力的です!!
残酷な面と、純粋な良心を持ち合わせた人物で、行く先々で人の心を惹きつけています。本人は気づかないけれども、確かに彼を愛してる人がいることに、救われました。スーザンさんも、きっとすっごくエリックを愛してるんでしょうね。じゃないと、こんなの書けませんよ、本当に(尊敬)・・・。

 この本を読んだ方の感想で、よく「ラウルが可哀想だ」という声を聞きますが、私もそう思います。ラウルのことを置いておいても、個人的にラストに関してだけはあんまり好きじゃないです。ただ、エリックを救ってくれたことはすごく感謝しているというか、「ああ、良かった」と思うので、複雑です。

 私的には、”ペルシャ人”ことナーディルとエリックの関係がとても好きです。エリックのたった一人の友人で、エリックのことをすっごく大切に思っています。それが、エリックにも通じているし、唯一心を通わせられ続けた人。”たとえ異教徒であっても、その道徳観は尊敬しているので軽蔑したりしない”など、人間としても中々ご立派な紳士。この人がいてくれたおかげで救われた気もします。
 お気に入りのシーンとして、「死」と「恋人」というタロットの結果について思い巡らせるエリックが、「彼が何人もの女性を部屋に入れたを知っているから、ナーディルは、恋人ではない。彼の嗜好は異性に限られてる。」みたいなことを考えるところが好きです。(結局そういうところにいきついてしまうのですね・・・。)そしてその後彼と”死”を結び付けようとした時のエリックのモノローグが胸にグッときます。


 個人的に気になっていたこととして、”ジャヴェール”という人物がいました。”見世物小屋の興行師”と書いてあって、その響きだけで既にあんまりいい雲行きではないのですが、やっぱりこう、登場人物紹介で名前があると嬉しいもの。なので、ついつい期待半分で読んでしまいました。何だかこの名前を見るだけで浮き立つ気持ちというものは抑えられませんしね。

抑えられませんが・・・

 ・・・・・・・・・・とんでもないことをしでかそうとしてくれましたよ、奴は!!

 かなりの小悪党でした。 
こういう輩は、是非とも警部直々に罰して頂きたい(涙)。

 
『ファントム』(上) スーザン・ケイ  北条 元子・訳 扶桑社ミステリー

『ファントム』(下) スーザン・ケイ  北条 元子・訳 扶桑社ミステリー

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by otokata | 2006-03-09 02:10 | 読書

幻滅


 バルザックの『幻滅』を読み終えました。上下巻あわせて2週間って、どんだけかかってるんだか・・・。

『幻滅――メディア戦記』
バルザック「人間喜劇」セレクション第4・5巻 野崎歓+青木真紀子・訳 藤原書店

 ヴォートラン三部作第二弾です。と、言ってもヴォートランは最後の最後まで出てきませんが。(思いっきり焦らされてる気分)でも、出てきたらそれはもう格好よく彼一流の哲学を披露してくれます。ラスティニャックの名前を聞いて体をびくりとさせるところとか、最高にツボです(そこかい)!!とにかくこれで3部作目への期待が高まります。

 <あらすじ>
 フランスのルモーという下町出身の美形青年詩人・リュシアンは、アングレームという貴族階級が住む高台の社交界の女王・バルジュトン夫人に気に入られ、彼女と駆け落ち同然でパリへ。文学の道で大成するはずが、バルジュトン夫人に棄てられ、社交界で屈辱を味わい、一時は真面目に「セナークル」という崇高で理想主義的な仲間と交わり、勉学に励んで頑張ろうとするものの、仲間の反対も聞かずに手っ取り早く成功できそうなジャーナリストの世界へズルズルとまっしぐら・・・。

 って感じです。

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by otokata | 2006-02-26 23:37 | 読書