コロコロと興味の対象が移り行く音方による、日々の熱い物を綴ってみた日記。   ※アダルト・商業系サイトやここの記事とあまりにもかけ離れたTBやコメントは削除させて頂いています。悪しからずご了承下さい。


by otokata
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神が降臨・・・?


 今日もバイトでした。結局連休中に休みを取れたのは家族&親戚と食事に行った4日だけで、あとは全てバイトでした。まあ、4日休んだだけまだいいか。

 今日のバイト中は、多分私にレミゼの神様が降りていたと思われます。
原作で読んでいたけど、深く考えなかったところや、妄想が結構次から次へと溢れ出し、メモりたくて仕方なかったです。暇なバイトな上に、今日はディズニーを流したので、岡さんや中右さんだけでなく石井さんも流れたのが更に良かったのかと・・・(ほら、”ホール・ニュー・ワールド”の・・・)。

 と、いうことで、レミゼ小説は一切書けなかったのに(前なりゆきで一作になっちゃったのがありますが)、今日は珍しく創作意欲が湧いて一作書けました!
文章書くリハビリみたいな心境でしたが・・・(苦笑)。

 あ、本当はバルジャベを書きたかったのに、やっぱりバルジャベはまだ全然筆が進まなかったので、別の話になりました。
 ある一警官の、ただの警部への片思い日記みたいなものです(オイ)。

 ただし、私のレミゼの神様は、クォリティは全然高めてくれなかったので、駄文には変わりありません(爆)。ヤマもオチもありません。
その辺はご注意下さり、寛容で、駄文を笑って許せる方のみお読み下さい。





 自分が警官としての研修を終えて、このモントルイユ・シュール・メールの警察署に配属されて数ヶ月。
我が警官人生は、ジャベール警部とともにあった。
彼直属の巡査となって働き始めてから、どういうわけか彼を守りたいというおかしな感情にかられてしまっている。
彼の方がはるかに年上で上官だというのに、熱血で突っ走る傾向がある警部を、何故だか放っておけない。
この気持ちの正体が何なのか分からないが、それを知るためにも、自分は警部のお傍に在りたい、彼を知りたい。

ある雨の日~巡査編~

 「全く・・・、なんて雨だ。」

 扉の開く音とその低い呟きに振り向くと、ずぶ濡れのジャベール警部が外から戻ってきたところだった。
全身から水が滴っていて何だか気の毒な様子だが、不機嫌オーラが露骨に出ているため声をかけにくい。
 しかし、たまたまとはいえ、署の中は皆出払っていて、留守番の自分しかいない。

警部と二人きりのこの機会を決して逃すわけには行かない!!
 
 「お帰りなさい、警部。傘はお持ちでなかったのですか?」
確か今日は朝から降りそうな雲行きだったはず・・・。
そう思って自分が尋ねると、警部はこちらの方を見もせずに、両手を広げてムッとした口調で言い放った。
 「・・・あんなものを持っていると、いざという時に邪魔になるだけだ。」
そう言ってバタンと扉を閉めると、自分の出した乱暴な音が気に入らなかったらしく、大きな目でドアをにらみつけた。

 ・・・そうでありますか。傘、持って行くのを忘れたのですか・・・。
何となく警部のイライラした様子から、そんな感じの返答が感じられた気がしたので、何となく納得した。
警部が出かける時にはまだ降っていなかったから、油断したのですね。
用意周到に見えて、どこかぬけている警部が、とても人間くさくて、自分は少し嬉しくなった。
 
 だからかもしれない。

「しかし、お風邪を召されては元も子もありませんよ。」

つい調子に乗ってうっかりと余計な一言を付け加えてしまった。

 警部はギロッとこちらを見て、心底心外だとでも言うように自分をにらみつけた。
 「風邪を引くようなたるんだ精神の輩と俺を一緒にするな。」
 と、でもいうように・・・。

 いつもそうだ。
警部は雨の日や曇りの日は心なしか機嫌が悪い。
いつも愛想がいいほうではなく、むしろ最悪とでもいうような人だが、天気が悪い日は殊更そうだ。
天候の悪い日のほうが犯罪が多発するのかとも思ったが、どうもそういうわけではないらしい。
自分には、まだまだこの人の事は分からない事だらけ。

 彼はコートをハンガーにかけてきっちり形を整えてから、壁のフックにかけた。
ただでさえ重そうなのに、水を吸ってなお重量を増したコートからは、時折ポタポタと音がして、床に水溜まりを作っていた。
恐らく自分が掃除する事になるとは思うが、警部のコートから流れる水ならば、聖水よりも清らに思える。

 私が警部に乾いたタオルを手渡すと、全ての悪を穿つような黒茶の瞳が、ふっと柔らかく瞬いた。
微かに口角の上がった唇から、「ああ」と、一言だけ言葉が発せられたが、次の瞬間には元の無愛想な警部に戻っている。
 
ああ、そうだ。

自分はこの瞬間のために生きているのかもしれない・・・。

そう思ってしまうくらい、警部のその一瞬の表情の変化は自分の心を捕らえ、虜にしてしまう。この人は時折、驚くほど感情を素直に顔に出す。それを見た者は、決して彼への想いから逃れられない定めなのだろう。
  
 そんなことを考えていると、警部は部屋の端の鏡の前で、髪を束ねていたリボンをほどくという重要な行為に取り掛かり始めた。
普段はストレートのポニーテールだが、今日は湿気のせいか少しばかり毛先がはねている。
完璧主義で真面目で一生懸命な警部だが、何故かいつもどこかぬけている。
それがこんなところにまで現れているようで、ちょこんとはねたくせがとても愛おしかった。
 少し乱れた髪型は、左右にほんの少し後れ毛を作り出し、そこからつーっと流れる銀色の雫が滴っている。
目の色と同じ色の髪はつややかに光り、いつもより少し乱れているだけなのに妙に艶やかだった。
警部が黒いリボンをほどくと、そこからは長くてしっとりとした髪がゆっくりとこぼれ落ちた。

 髪よ・・・じゃない!!
神よ、感謝します。

ジャベール警部の壮絶な色香にクラクラしながらも、神に感謝する。

 だが、その後がいけなかった。
この人はタオルで無造作に、乱暴に髪を拭き始めたのだ。
これはいけない!髪が痛んでしまう!!
そう思い、警部に提言しようと近づくと、彼はピタリと手を止めて、目だけ動かしてこちらを見た。

グハッ・・・!

彼の流し目(恐らくアレは無自覚)に完全にやられてしまった自分が言葉を失って立ち尽くしてしまうと、警部は訝しそうにこちらを見ていたが、再び髪を拭き始めた。
おかげで、彼のグシャグシャ拭きを止めることはできなかった・・・。

丁寧に櫛で髪をとかし、綺麗に髪をまとめて頭の上で結ぶ。
彼はもうずっとこの髪型でいるらしい。
とても慣れた手つきで、それらの行動はとても素早く、あっという間にポニーテールが出来上がった。

 あの警部が、濡れていたとは言え人前で無造作に髪を下ろすなど、普段はありえない。
ということは、多少なりとも自分に気を許してくれた・・・と、言うわけなのだろうか!?
私の警部への想いが、きっと神に通じ、それが報われつつあるのかもしれない・・・!!

 「おい。市長殿があの女を釈放した時の調書を見せてくれ。」

 うっかり浸りきっていた自分の耳に、いつもの事務的な警部の声。
髪型も整った彼は、もう既に気持ちを任務の方に切り替え済みのようだ。
自分が慌てて事件記録の棚へ行って、調書の束を渡すと、彼は完全に仕事に没頭してしまった。
自分も事件記録などを整理しているふりをして、時々警部を盗み見る。

 これから先も、ずっと彼の元で仕事が出来ますように・・・。

 警部のお姿を見ながら、自分はそう思わずにはいられなかった。



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貴方様の尊い時間を、このような文章に使ってくださってありがとうございました(恐縮)。
えっと、この間のヨシキ様のところのジャベチャットで、ジャベにはF.C.があるという話になりまして・・・、その影響を多大に受けています。っていうか、そのまんま!?
読んでのとおり、このジャベにはモデルがいます。2003年キャスト中、音方が激愛するKジャベなのですが(笑)、彼を眼前にして音方が妄想するであろう事を巡査君に託してみました。

・・・しかもこれ、続編予定あります(爆)。
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by otokata | 2006-05-07 22:37 | レ・ミゼラブルSS